2005年05月29日

「魂込め(まぶいぐみ)」目取真俊

●本日の読書
・「魂込め(まぶいぐみ)」目取真俊/朝日文庫 ISBN : 4-02-264301-3

 「水滴」から目取真俊は好きなのです。「水滴」よりこの「魂込め」の方が良いと思います。「魂込め」「ブラジルおじいの酒」「赤い椰子の葉」「軍鶏」「面影と連れて」「内海」の盛り沢山短中篇集。一つ一つが全て沖縄でのお話なのですが、どれも雰囲気が違っていて良い。読み終えて印象に残っているのは表題作「魂込め」、「ブラジルおじいの酒」と「面影と連れて」。沖縄で生活する人々と、それとは違った時間を生活している大和人(ウチナンチュー) の話だとか、人間と人間の触れ合いと、その周りの大人たちの目だとか、兎に角人間関係を露悪的でなく冷静な視線で見た作品群です。

投稿者 summer : 17:18 | コメント (11)

2005年05月22日

「サイエンス言誤学」清水義範

●今日の読書
・「サイエンス言誤学」清水義範/朝日文庫

 科学雑誌「サイアス」に連載されていた一頁エッセイをまとめたもの。簡単な科学読み物なのですが、扱うその科学は多岐に亘り、最新の科学の発見から、昔から判っているけれどちょっと意外な事、日常の当たり前が科学に繋がっている事などをまとめてあるので、ちょっとした余暇に読むのに適当な本です。思い附いた時に三、四項読むといい感じです。

 だもんで理系を出てろとは言いませんが、少しは科学に興味のある人、中学校理科レヴェルの知識がある人が読んだ方がより楽しめると思います。相変わらず清水義範は面倒臭い事を親しみやすく説明する事に長けていて、だから好きだなぁと思います、って「いやでも分かる算数」の時とまとめ方が同じだ。

投稿者 summer : 23:23 | コメント (0)

2005年05月04日

臥薪嘗胆

 さてその次の日、近辺で一番品揃えの良い本屋で色々と買い揃えてきました。現金が財布に無かったのでカードで買いました。最近貧乏です。と云うか現金を持ち歩かない質なのです。

・「世界は密室で出来ている」舞城王太郎/講談社文庫
・「珍妃の井戸」浅田次郎/講談社文庫
・「世にも美しい数学入門」藤原正彦/ちくまプリマー新書
・「いい電子 五巻」みずしな孝之/エンターブレイン

 帰宅して本棚を覗くと、珍妃の井戸が二冊目でした。期せずして妹と同じ本を買って仕舞った事はあるけれど、自分で被らせた事は生まれて初めてです。屈辱。

投稿者 summer : 23:41 | コメント (0)

「いやでも分かる算数」清水義範

●今日の読書
・「いやでも分かる算数」清水義範 著 西原理恵子 絵/講談社文庫

「清水義範に数字の話をさせると凄く良く分かる」
と云うのが「単位物語」を読んでからの信頼なのですが、今回も期待に違わず凄く良く分かりました。「おもしろくても理科」から連綿と続く学習エッセイの最新文庫です。今回個人的に一番の収穫は分数の割り算。十年以上理系に籍を置きながらも今の今まで分数で割る時にどうしてひっくり返して掛けるのか分かっていなかったのですがやっと分かりました。割り算が引き算だと意識して考えれば原理は理解できるのですね(でも「ひっくり返す」辺りがまだ押さえ切れていない)。実は単行本で出版された時に立ち読みして一度感動している筈なのに、文庫に落ちるまでの間にまた忘れて仕舞っていたのが問題と云えば問題。

 後は日常のちょっとした計算トリックを理詰めで解説していくのとか、九の不思議とか、零の起源とか面白い話は色々ありましたが一番印象強いのが先の話でしたなぁ。

 シリーズでお馴染みとなりました西原理恵子の挿絵と云うか漫画ですが、理科の時はそればっかり見て文章を余り読んでなかったのが、今回は逆に漫画の方を殆ど読まず文章ばっかり見てました。文章ネタが面白いのか集中力の違いか西原理恵子が算数嫌いで手を抜いてるかどれかですね。西原女史の場合は手を抜いている方が面白い事があるので油断してませんけど。

投稿者 summer : 23:27 | コメント (10)

2005年05月03日

遠き落日

 長い事ネット落ちしていた間に何冊か読んだ本があり、何冊か買った本があり、何冊も読みたい本が出来た。一先ずは現時点で欲しい本を書いてみます。吝嗇なので文庫ばっかり。

・「世界は密室で出来ている」舞城王太郎/講談社文庫
・「阿修羅ガール」舞城王太郎/新潮文庫
・「ラッシュライフ」伊坂幸太郎/新潮文庫
・「消滅飛行機雲」鈴木清剛/新潮文庫
・「珍妃の井戸」浅田次郎/講談社文庫
・「世にも美しい数学入門」藤原正彦/ちくまプリマー新書

 先ずはこれくらい。現時点での積読は以下。

・「神なき十番目の月」飯嶋和一/河出文庫
・「始祖鳥記」飯嶋和一/小学館文庫
・「銭金について」車谷長吉/朝日文庫
・「魂込め」目取間俊/朝日文庫

 「魂込め」は最後の短篇の掉尾を僅かに残すのみ。他は手付かずです。四連休(十連休とか連呼するテレビむかつく)もちっとも本読めないしな。

投稿者 summer : 23:32 | コメント (0)